数秘術とは
古くから、数字には神秘的な力があると信じられてきました。そして、その思想を元にして考えられた占術が数秘術です。古代ギリシャやローマなどでも使われていましたが、もともとは許された者だけに口伝されていました。それをギリシャの賢人・ピタゴラスが、数秘術を数学的な見地から研究し、体系化したのです。
ピタゴラスが数秘術の創始者と言われるようになったのはそういう経緯があったからなのですが、その後数秘術はプラトンに引き継がれ、数学の発展と共にヨーロッパを中心に広がっていきました。
ルネサンス期になると、ユダヤ教のカバラ思想(神秘主義思想)と結びつき、カバラ数秘術が隆盛を極めるようになりました。ヨーロッパのみならず世界中に広がっていったカバラ数秘術は、今でもよく知られていると思います。
数秘術にはカバラ、ピタゴラス式などいろいろ種類はありますが、基本的な考え方にはどれも変わりはありません。
数秘術とエンジェルナンバーの関係
数秘術は生年月日や姓名を数字に置き換えたものを使って、人の性格や才能、運命などを占います。基本的には一桁の数字の意味を読み解いていきます。
一方エンジェルナンバーは古くからあったものでも占いでもありません。近年になってから、アメリカの心理学者ドリーンバーチュー博士が提唱したものですが、数字ひとつひとつの意味は数秘術が元になっていると考えられます。
ただ、私たちが目にする数字は一桁であるとは限らないので、数字の組み合わせや並び方を加味しながら、天使たちのメッセージを読み解いてあります。
数秘術の算出方法
エンジェルナンバー「747」をこの方法で計算すると、
7+4+7=18
1+8=9
となることから、「9」という数字の本質を持っているということになります。
「747」の数秘術的な意味は「完成、手放す、無私」
「747」を数秘術で計算すると、「9」の本質を持っているということがわかりました。
「9」には完全性、無私、手放すなどの意味があります。三角形が3つというのが「9」のシンボルです。創造性を意味する「3」が3つ集まると最高に高められた状態になり、完成に向かう強いエネルギーを放っているのです。
また、完成した後は全てを手放して、新たな一歩を踏む出すことが必要となるので、手放すという意味も含まれています。
また、数秘術の算出方法で、ある数字に「9」を足しても、還元していくとまたその数字に戻るのです。例えば、2に9を足すと11、1+1=2となります。他の数字でやってみても同じです。
これは、相手の質を変えることなく関わることができるということであり、無私という意味になるのです。
最後に
自分が進んでいる道は正しいのか、迷ったり不安になったりすることもありますが、この数字が気になる方は心配しなくても大丈夫ということですね。これからも、ポジティブに行動していきましょう。