カエルを見た時のスピリチュアルな意味を知りたい方へ。
カエルは前にしか飛ばないので、カエルを見た時は前進することを暗示していたり、一度にたくさんの卵を産むことから、子孫繁栄の象徴であったり、カエルには神秘的な意味があると考えられています。そんなカエルのスピリチュアルな意味をわかりやすく解説していきます。
本記事では、ヒーラー、メンタルケア心理士の坂木理恵がカエルを見た時のスピリチュアルな意味をお伝えします。
①カエルは神の使い
日本には40種類くらいのカエルが生息していると言われ、昔から和歌や俳句に読まれたりするなど、人に親しまれてきた生き物です。
猿田彦命の神使はカエル
日本の神話には、一度この世を去った猿田彦命が、また蘇ったという伝説が残っていますが、蘇る=ヨミガエルということで、猿田彦命の神使はカエルであると言われるようになりました。三重県の猿田彦神社には蛙の置物がたくさん置いてあるのは、神使だからです。
ヒキガエルも神の使いとして祀られている
カエルの中でもヒキガエルは、岐阜県の日吉神社、埼玉県の姥宮神社で神の使いとして祀られています。埼玉県の水宮神社でもカエルが祀られていて、狛蛙が置かれています。
カエルが縁起物だと考えられるようになったのは、「蘇る」だけではなく「福が返る」「お金が返る」「若返る」などの語呂合わせから来ているようです。
②カエルが出てくる神話は世界中にある
カエルが出てくる神話は、日本だけではなく世界中にあります。そして、やはりよいものの象徴として描かれています。それが起源となり、現在も縁起の良い生き物とされているのは日本と同じです。
例えば、エジプトでは生命力と繁殖力、ギリシャでは繁殖力と調和の象徴、中国でも金運アップの象徴とされています。
カエルが癒しと浄化の象徴であると考える先住民もいる
スピリチュアルでは、雨は地球を浄化して癒してくれるものであるとされています。カエルは雨が降りそうになると鳴き始めますが、アメリカの先住民やケルト人の間では、カエルが浄化と癒しの象徴となっています。
③カエルを見た時は前進することを暗示
カエルには驚異的な跳躍力があります。そして、前にしか飛ばないので、カエルを見た時は前進することを暗示しています。
特に仕事の業績が上がるなど、ビジネス運がアップすると考えられます。今取り組んでいることがあるなら、うまく進んでいくチャンスかもしれません。どんなことがあってもポジティブに考えて、そのままがんばり続けてください。
本来の自分に立ち返りなさいというメッセージの場合もある
ただ、取り組んでいる物事やそれに関する行動が、本当に自分のやりたいことではないという場合、本来の自分に立ち返りなさい、あるいは本質を見極めなさいということを伝えています。一度立ち止まって、自分を見つめ直す必要があります。
④カエルを見た時はお金が舞い込んでくる
縁起物のカエルには「お金が返る」という意味が込められていたりしますが、カエルを見た時、特に家にカエルが跳び込んできたという時は近いうちにお金が舞い込んでいることを暗示しています。
快く使ったお金は使った以上に返ってくる
お金は世の中に循環させることで、自分の手元にまた返って来るという考え方もありますが、これまでお金を出し惜しみしたりため込んだりせずに、快く使っていた方は、もしかしたら使った以上のお金が返ってくるということもあるかもしれません。
⑤カエルを見た時は子どもを授かることを暗示
カエルはいろいろな幸運を授けてくれるとされてきましたが、一度にたくさんの卵を産むことから、子孫繁栄の象徴であるとも考えられてきました。
子どもがほしいと思っていてもなかなか授からなかったという方、不妊治療を行ってきたという方がカエルを見たのであれば、子どもを授かることを暗示しているのかもしれません。
カエルを見たのは神様のメッセージ
神社などでも、「身ごもりかえる」という意味で、子宝や安産のお守りを授与しているところがあります。カエルを見たというのも神様のメッセージ。神様に呼ばれているということかもしれないので、感謝の気持ちで参拝しに行くのも良いと思います。
⑥白いカエルを見た時はこの上ない幸運が訪れる
日本にはいろいろな種類のカエルが生息していますが、私たちがよく見るのは緑や茶色のカエルです。カエル色が白くなるのは、先天的に色素が欠乏している場合、突然変異で色素が作り出せない場合などが考えられます。
また、アマガエルなど周りの環境に合せて色が変わるカエルもいるので、例えば白いコンクリートの上などにいると体の色は白くなるのです。それでも、白いカエルを頻繁に見るという人はあまりいないと思います。
昔は今以上に白いカエルが珍しかった
昔はコンクリートがなかったわけですから、自然の中で白いカエルを見るというのは今以上に珍しいことだったのではないでしょうか。
もともと縁起のいい生物であるカエルが白い色をしているのですから、それ以上の幸運、この上ない幸運を運んでくるとされているのです。
もし、どこかで白いカエルを見たならば、これまで経験をしたことがないくらいの良いことが起こるかもしれません。
⑦お墓に住みつくアマガエルは墓守をしている
墓石に住みついているカエルは、ほとんどがアマガエルだそうです。石の色に合せて茶色くなっていることもありますが、お墓に行くたびにカエルを見るのであれば、それはいつも同じカエルである可能性が高いです。
カエルは卵を産む時は水辺に行きますが、たいていは森林などがある静かな場所にいます。お墓が自然に囲まれた静かな場所にあるなら、そこはカエルにとって住みやすい環境なのですが、カエルには帰巣本能があるので一度そのお墓に住み着いたらずっとそこにいるのです。
お墓でカエルを見るのは縁起がいい
もともと、お墓でカエルを見るのは縁起の良いことだとされてきました。アマガエルが墓守をしてくれているというのも、幸せな家系だという意味がこめられているのではないでしょうか。
お墓参りに行くとアマガエルが墓石の上にいたり、陰から飛び出してきたりするのは、もしかしたら先祖様が喜んでくれているということを知らせてくれているのかもしれません。
⑧夢の中にカエルが出てきた時はチャンス到来
カエルの夢を見た時の意味は、目覚めた後の感覚やカエルに抱いた印象によって違うと言われています。
自分自身、あるいは環境の変化があるかもしれませんが、それが飛躍のチャンスとなります。ポジティブな気持ちで、向上心を忘れずにやるべきことをこなしていきましょう。
昇進を願ってきた方は、自分が望んだポジションに就くことができるかもしれません。それに伴って、金運や財運も上昇していきます。
体調不良や人間関係の悪化を暗示している場合もある
これは警告なので、悪化させないための対策をしなさいという意味にも取れます。これまでの生活習慣や人間関係など、自分自身を見つめ直してみましょう。改善すべきことがあれば、すぐに行動を起こすことで、最悪の状態を招くことはなくなります。
最後に
カエルはグロテスクだから嫌いだという方もいますが、幸運の象徴だと思ったら少しはイメージも良くなったのではないでしょうか。
古くから神の使いとして祀られていたカエル。どこかでカエルを見た時は、天が何かを伝えようとしているのかもしれません。
そして、カエルの置物などいろいろな縁起物があるというのも、単なる語呂合わせだけで作られたものではないのです。
カエルを見た時のスピリチュアルな意味は
- カエルは神の使い
- カエルが出てくる神話は世界中にある
- カエルを見た時は前進することを暗示
- カエルを見た時はお金が舞い込んでくる
- カエルを見た時は子どもを授かることを暗示
- 白いカエルを見た時はこの上ない幸運が訪れる
- お墓に住みつくアマガエルは墓守をしている
- 夢の中にカエルが出てきた時はチャンス到来
以上、ヒーラー、メンタルケア心理士の坂木理恵がお伝えしました。最後までご覧頂き、有難うございました。